第2回「藤沢宿・遊行の盆」2日目
中日(7月28日) みんなで登りきった!遊行寺いろは坂
各地で今年一番の暑さとなった7月28日土曜日。藤沢宿・遊行の盆2日目が開催。
会場では、午前11時、藤沢市無形文化財の西冨囃子を皮切りに、昼間部がスタート。何しろ暑かったので、大銀杏の木陰からの観覧が人気でした。当サイトメンバーも、市民の方と時に語らいながら舞台を楽しみました。昨年は、盆踊り、踊り念仏、講演などが行われましたが、今年はバラエティに富んだ市民のステージ。こうやって市民参加のイベントになるのは、素敵なことと思いますが、この部の観衆の数がやや寂しい感じです。来年はもっと増えてくれるといいですね。
そして、17時半から夜の部。観衆はどんどん増えます。今年の注目は隊列をくんで進みながら踊る「流し踊り」と関係者の方からも、聞いていたので期待が高まります。その流し踊りには創作踊り「遊行ばやし」、西馬音内盆踊り、越中おわら風の盆、の3つの踊りが登場しました。遊行ばやしは、老若男女複数の「連」、100名以上の市民が坂を登りきった!昨年を思い返すと、この参加者の増加には、思わずぐっときました。また、風の盆は、さやかな生音での流しとなり、耳を澄ませながらその優美さを堪能できました。地元の八尾でも、なかなか至近距離でみることが出来ないので、大変貴重な体験です。
一方舞台での「創作踊り」も、昨年の第1回と比べて、数段質のよいものに練られたと感じました。正直、観衆の様子をおそるおそる確かめていた去年。実際に見ていた人から、新しい踊りへの期待とともに、そのバラエティに対するとまどいの声もあったと覚えています。今年は、「かっこいい」とか「いい踊りだね」などという声が聞こえてきました。曲、構成、踊り、唄、皆がしっかり作りこむことが、観衆に思いを届ける一番の道ということをあらためて思いました。この1年、踊り、唄を磨き支えてきた皆さんの力には頭が下がります。会場での音あわせ、お客様との距離など、屋外の舞台を使ってやる上で、まだ質をあげられる余地はあると考えます。単に、表面の華やかさにとらわれずに、そういう点を丁寧につみあげること、そして観客が一体になれる仕掛け、そんなことがこの踊りを未来につなぐことになるんだろうなと感じました。
続く「西馬音内盆踊り」が登場すると、勇壮な北の囃子のリズムが会場を一気に圧倒。盆踊りの熱気と興奮はもう最高潮です。そして、「おわら風の盆」。一転しっとりとした情趣で、真夏の夜の夢の舞台を優美に締めくくってくれました。この2つは、「鑑賞型」の盆踊りとしては横綱クラス。さすがです。
フィナーレは「みんなで踊る遊行ばやし」。去年よりずっと一緒に踊る人が増え、踊り子たちと観客の交歓の中で無事2日目が終了しました。
初日の感想でも書きましたが、遊行寺は盆踊りの雰囲気を感じるのに、本当に相応しいたたずまい。この場所の力は、藤沢にとって誇れるものだと思いました。また、企画、演出、裏方、踊り手、振りつけ、曲作り、歌、それぞれ熱意をもった方たち、これもまた、地元にとって誇れるものと感じます。
…心配された雨もなく、スタッフの皆さんもほっとされた様子。暑い一日、本当にお疲れ様でした。さあ残すは最終日・藤沢市民会館大ホールです!
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