第2回藤沢宿・遊行の盆閉幕
最終日(7月29日)夢の競演! 魅惑の舞台に観客もため息
前夜の遊行寺でのステージの熱気もさめやらぬ29日(日)。「第2回藤沢宿・遊行の盆」最終日の会場は、駅南口の藤沢市民会館です。
連日の猛暑の中、空調の効いた大ホールでじっくりと盆踊りを鑑賞できるとあって、早朝から会館前の広場には長い列ができました。
舞台袖の花道には、おわら風の盆の本場・八尾の街で使われるボンボリが。盆踊りのふるさとの通りのフンイキを忠実に再現しようという、実行委員会の熱意と心遣いが伝わります。
開幕前の花道に現れたのは、藤沢創作踊り・市民参加の女の子たち。下は4歳という小さな踊り子たちの見事な「遊行ばやし」には、観客もびっくりです。そして創作踊りがスタート。一人ひとりの踊りのキレもさることながら、ステージでの展開や、登場の仕方にもたくさんの斬新なアイデアが盛り込まれていることが、ホールの舞台ではよくわかりました。例えば、ささら交歓唄での男性のダイナミックな動き。片瀬悪口歌での、段階的な子供の参加など。また、和讃念仏踊りの尺八など、本日の会場では生音がより明瞭に効果を出していました。
今年はホールの強みを活かした「解説」プログラムも評判でした。
まず藤沢の創作踊り(大人踊り)の振り付けをしてくださった花柳輔礼乃(はなやぎ すけあやの)先生が、「遊行ばやし」のポイントを伝授。軽妙なトークで会場を大いに沸かせます。一方、越中おわら風の盆の踊り解説では、あの優雅な踊りの魅力の秘密を、踊り子自身が詳細に披歴してくれました。盆踊りの見どころが増えて、ファンには大変嬉しい内容です。
そして後半は、昨日に続いて全国に名だたる両盆踊りの”夢の競演”となりました。西馬音内盆踊りの、普段ではみられない笛一本での幽玄な演出には、観客席からため息がでました。真に舞台での鑑賞に足る2つの伝承盆踊りの凄さ。ホールでも際だっていました。一方、同じ舞台に立って見事に踊りきった地元藤沢の創作踊りの成長ぶり、当サイトメンバーも、本当に嬉しくて、心から拍手を送りました。会場の皆さんも、感心してくれたようです。
通常、盆踊りは地のもの、生のもので、現地の雰囲気とあいまって初めて魅力があるので、踊りだけ取り出すものではないというのが、私達の考えるところでした。しかし、本日のステージをみると、ホールで行う盆踊りには、踊りがより丁寧にみえたり、音がクリアに聞き取れるなどのいい面もあるな・・と、思い直しました。その場その場のよさを生かすのが盆踊り・・・、あらたな発見をさせていただいた素敵な舞台でした。
これで、3日間のプログラムをすべて終了し、今年の遊行の盆も無事閉幕しました。宴のあとは、一抹の寂しさも感じますが、こんどはお盆に向けて、各町内や学校での盆踊りが藤沢の夏を盛り上げてくれることと思います。
来年は、どんな展開を見せてくれるのでしょうか?「遊行の盆」と藤沢の盆踊り、当サイトとしてもできる限り協力するともに、皆さんと一緒に参加し続けていきたいと思います。
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