| ◆解説 |
子ども踊り3種のうち代表的な曲が、この「片瀬悪口歌」です。
東西二手にわかれたこどもたちが、いさましく対抗しながら踊る元気で楽しい踊りです。
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かつて藤沢一帯では、お盆になると女の子達を中心に隣の村と川や辻をはさんで悪口を言いあいながら踊る「こなしっくら」「セリアイ」とよばれる盆踊りがありました。江ノ島島内や、手広・高谷・町屋・梶原など柏尾川付近、そして境川、辻堂、獺郷など、ほぼ全域で踊られた記録が残っています。
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柏尾川付近ではセリアイが盛んだった
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第二次大戦を境に姿を消していたこのセリアイですが、今回の遊行の盆で装いを新たに復活することができました。少なくとも70年以上ぶりの、記念すべき復活公演です。
今では当時の状況を知る人も少なく、踊りや曲の古いデータは参考にできなかったため、当時の記録をもとにイメージしたものです。幸い、豊富で多彩な歌詞が記録に残されていたことから、歌詞はかなり当時のものを再利用できました。
今回の復活を機会に、本サイトでも藤沢や神奈川県の「こなしっくら」の歴史をもっと発掘していきたいと考えています。また、子ども達の間にこの古く手新しい踊りがどのように受け止められていくのか。大いに注目しています。
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| ◆歌詞 |
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| 一、 |
申す申す セリアイ申す もの申す
このセリアイに 勝ちたる者は 一生の名誉とおぼし召せ
(一生の名誉とおぼし召せ)
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盆のぼた餅ゃ 三日おきゃすえる
誰にやろうか とんびにやろか
ハマのがきどもに くれてやれ
くれてやれ |
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| 以下省略 |
(歌詞解説)
形式は、77・・・+5という口説き調の変形式で、実際に「こなしっくら」や「セリアイ」で歌われていた形式です。ただし、合いの手などが当時どのようであったのかはよくわかりません。
「セリアイ」の歌詞は、隣りあう集落の子どもたちが相手の集落の家や子ども等をけなしたりののしったりする内容が基本です。「けなす」は「こなす」とほぼ同じ言葉で、「こなしっくら」の語源でもあります。「くら」は「…くらべ」の児童語で、現代でも「おしくらまんじゅう」のような言葉に残されています。
戦前までに実際に歌われていた歌詞には、かなりドギツイ内容のものも多く見られましたが、今回の創作では比較的穏やかな歌詞が選ばれました。
ところで、こうした悪口合戦はお盆に限定されたもので、盆が終わると何事もなかったかのようにケロッと仲良く遊ぶのが作法だったそうです。集団悪口が”イジメ”につながる現代に比べて、当時の子どもたちの豊かなコミュニケーション能力に感服させられます。
(1番)「セリアイ」の開始の歌。悪口合戦ですが、本気でやるぞという儀礼的なエールの交換(?)で、盆踊りの唄の歌詞として見てもたいへん興味深いものです。
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| ◆踊りの風景 |
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練習風景
(06.07 藤沢商工会議所)
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力強くこぶしでアイサツ
(06.07.23 遊行の盆2日目) |
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中学生は文化祭で自主上演
(06.9 藤沢市内)
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07年の活動もはじまった
(07.5.27 藤沢市民会館) |
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