全国的に見られるのが、送り盆の後10日ほどたった8月22〜24日前後のいわゆる「地蔵盆」「裏盆」に踊り日を設けるケースです。地蔵盆は、特に近畿地方で盛んで、八尾市常光寺の正調流し節河内音頭も地蔵盆の開催です。
また、旧暦8月1日(新暦ではだいたい9月)ころの「八朔」を踊り日とする地域も多く見られます。八朔は風祭りの日でもあり、有名な富山県八尾の「おわら風の盆」および滑川などの富山県下諸地域のほか、小寺論文では奈良県の一部や茨木、木曽福島などの例を挙げています。
八朔以降はどうでしょうか。奄美大島など南西諸島には、旧暦8月、新暦なら9月に踊る「八月踊り」という芸能が残っています。祖霊を迎える信仰内容や、踊りの芸態などを見ても、非常に盆踊りと近い芸能です。これを盆踊りに含めて考えると、通常の盆踊りピークより1カ月近くも遅い時季まで、盆踊りが開催されているということになります。このあたりが盆踊り日程の下限ということになるでしょうか。
|

地蔵盆の「流し節河内音頭」 <八尾市常光寺 03.08.23> |