| (1)無題 |
他本では「仏供養」とも。浄土信仰を勧め、現世安穏を説いたもので、数え歌を含む。 |
| (2)秋の七草 |
現在唄われる頻度の高い歌。秋の七草に託して仏教の無常観に恋愛もからめた「念仏歌」で、歌詞は芸術的。「草木・国土も往生する」というあたりは、近年話題の「天台本覚思想」を彷彿とさせて興味深い。 |
| (3)祇王 |
「嵯峨くどき」とも。平家物語で有名な白拍子「祇王・祇女」と「仏御前」の無常の物語りを口説き歌にしたもの。 |
| (4)村づくし |
群馬県太田市内の現存地名「新井・飯田・新島・・・」を読み込み、恋の成就を述べた歌。他の歌と系統が異なるが、なぜか佃島の盆踊り歌に混入した。明治までの関東の大動脈渡良瀬水系の舟運が関係しているという仮設はどうだろうか? |
| (5)糸屋の娘 |
元禄年間に流行した踊り歌「糸屋娘踊」に由来するもので、伊勢大神宮をはじめとする神仏に娘との恋の成就を祈願、後半は数え歌になる。 |