伝統の盆踊りは地のもの。その時、その場所、その街がかもし出す空気と音風景、そして踊り、全てが揃い調和していて、それぞれ特有の味があります。そんな雰囲気を肌で感じられるから、現地に足を運ぶのがとても楽しみです。

■水の街 郡上八幡

郡上八幡は、古くから、水を有効に使う仕組みが整っていました。街中には、水舟という、飲料、洗い物用にわけられた自然水利用の設備がみられます。この水が夏には非常にありがたい。吉田川の清流では、泳ぐ人、鮎つりをする人がみられます。この雰囲気が郡上踊りの魅力をさらに高めています。

■潮風と伝統美 岡山県笠岡市白石島「白石踊り」

踊りのある白石島へは、笠岡(岡山県)から船で1時間弱。瀬戸内の島々を見ながら潮風に吹かれるのが非常に心地よい。白石島こじんまりとした中にも、歴史を感じる島。白砂の浜辺が美しく、その砂地に踊りの伝統衣装が映えます。

■謎のストーンサークルと優美な踊り 秋田県鹿角市「毛馬内盆踊り」

鹿角市には、大湯環状列石(ストーンサークル)の遺跡があります。古の祭礼に使われたのではないかという円形の遺跡。この北の大地で、太古より日本人が祭礼を大切にしてきたことが感じられます。毛馬内の盆踊りは、遺跡から5㎞位の街中で実施。夏でも夜はかなり涼やかな中で、大太鼓と笛の音で、優美な踊りが展開されます。