歌詞はつい聞き逃してしまいますが笑える、際どい・・言葉遊びが魅力です。曲は激しく夏気分を盛り上げるもの、しっとりと盆情緒に彩りを添えるものなどそれぞれに個性があります。

■音頭 (西馬音内盆踊り)

おらえの あばども 前からみたれば なんだら出来よくね
それでも 姿を 後ろで 見たれば まんざら悪くもね
サカサッサ サカサッサ ア どっこいな

<訳>

うちの かみさん 前からみると どうも ぱっとしない
それでも 姿を 後ろで 見ると なかなか捨てたもんじゃない

○音を聞く

 

■げんげんばらばら(郡上踊り)

踊げんげんばらばら何事じゃ
立つたつづくしで申すなら
一月門には松が立つ
二月初うま稲荷でのぼり立つ
三月節句にひなが立つ
四月八日に釈迦が立つ
五月節句にのぼり立つ
六月ぎおんで祭り立つ
七月郡上で踊り立つ
八月九月のことなれば
秋風吹いてほこり立つ
十月出雲で神が立つ
十一月のことなれば  こたつが立ってまらが立つ
まらが立ったら  ふんどし破れて損が立つ
十二月のことなれば  借金取りが門に立つ  余り催促きびしゅうて
内のかかあほんとに腹が立つ
イヤマカサッサイ ヤットコセ

○音を聞く

<訳>

げんげんばらばら何事だ
立つという言葉で1年をまとめてみると
1月は玄関に門松がたつ
2月は初午でお稲荷さんにノボリがたつ
3月ひな祭りでお雛さまがたつ
4月8日は誕生日のお釈迦様がたつ
5月はこどもの日で鯉のぼりがたつ
6月は祇園で祭りがたつ
7月は郡上で踊りがたつ
8月9月のことをいってみれば秋風吹いてほこりがたつ
10月は出雲に集まった八百万の神がたつ
11月のことをいえば こたつにあたって大事なものが立つ 大事なものがたつとふんどしが破れてしまって損がたつ
12月のことをいうと門の前に借金取りがたつ 取り立てがあんまり厳しいのでうちのカミさんが腹をたてる

■レレレの連(阿波踊り)

やっとさー、やっとさー
(やっとさー、やっとさー)
やっとさー、やっとさー
(やっとさー、やっとさー)
くりん くりん くりん くりん
(くりん くりん くりん くりん)
くりん くりん くりん くりん
(くりん くりん くりん くりん)
えらやっちゃえらやっちゃよいよいよいよい
踊るアホウに見るアホウ
同じアホならレレレのレ
おでかけですかレレレのレ
れれれのレー(れれれのレー)
れれれのレー(れれれのレー)

音を聞く

<内容と解説>

1970年代、一世風靡した赤塚不二夫のギャグ漫画「天才バカボン」に出てくる「レレレのおじさん」。ホウキで掃除しながら、毎回「おでかけですか?レレレのレ」というのが口癖のキャラクターだった。その口癖を阿波踊りの連にかけて「レレレの連」と唄い、いでたちもキャラクターにあわせてホウキをもって踊っている。

<補足>
「くりんくりん」の意味について。知人が、レレレのおじさんの声優をされていた故・槐柳ニ(さいかちりゅうじ)さんから直接真相を聞いてくれました。「くりんくりん」という言葉は「クリーン」から来ているそうですが、実はもともと台本にはなかったとのことです。ホウキを掃きながら、突然に「おでかけですか」というのは唐突すぎるというので槐さんがアドリブでいれたそうです。そのため、天才バカボンでも毎回言っていたわけではないとのこと。ちょうど、日本テレビで「日テレクリーン運動」というのをやっていて、それをヒントにしたということです。