お見舞いと応援

新型コロナウィルス感染症、および、2020年九州の水害での被災に対し、心よりお見舞い申し上げます。

盆踊り紹介のサイトをはじめて17年。21世紀初頭の当時、地域の伝統盆踊りの継承が危ぶまれ、新しい試みも散発的であり、魅力を伝え、次代にバトンをつなげられれば、との思いがありました。地元の方々の盆踊りに対する深い思い、そして各地でサイト発信する方、盆踊りめぐりをする愛好家の方々の存在は、自分達が活動を継続するエネルギーでした。

そして、震災復興のときは、復興やコミュニティ再生の象徴ともなった盆踊り。復興の踊りとかかわることで、その力を再認識しました。この復興を契機に、地方の魅力ある伝統盆踊りを訪れたり、あらたな盆踊りの企画をする若い方も増えて、嬉しく、楽しく、また、心強くも感じています。

このサイトをはじめとした活動のおかげで、仲間も増え、盆踊りの立ち上げや、地域とのつながりも得られ、盆踊りには感謝しかありません。

そんな盆踊りが今回の新型コロナ感染拡大で、難しい立場にあると感じます。

感染防止に必要な、三密回避、ソーシャルディスタンス確保、声を出さない、という原則は、今のウィズコロナ時代、絶対外せません。自分も、職場で感染対策講じる身でもあり、その重要性と、それに平行して仕事を進める難しさを強く感じています。

私達が大切に考えてきた、地域の伝統盆踊り、最近の新しい盆踊りの試みとも、感染防止、経済的問題で、非常に大変な時期を迎えていると思います。

そして、毎年の風水害、私達が訪れた場所も被災があり、心がいたみます。

今年の各地盆踊りは、三大盆踊りをはじめ、多数の中止が、発表されています。第二次世界大戦の最中でも、限定的ながら踊りが続けられていたことを考えると、まさに、盆踊り歴史上、最大の影響といえる状況です。

しかし、盆踊りの縁はつながっていると思います。伝統を紡ぐ方々の今の声を紹介することで、それぞれの地域や立場を越えて、参考や支えになるとよいな、と、感じています。

また、この数年で出た新しい動きのエネルギーは健在です。盆踊りを愛する皆さんは、新たな発信や、オンライン盆踊りなど、ウィズコロナ時代に、色々試行錯誤をされています。こうした動きを、大いに応援しています。

盆踊りには、様々な魅力があります。
踊り、衣装、唄、囃子、コミュニケーション、現地の食べ物、その歴史、などなど。
私達も、楽しみを見直し、様々な角度から盆踊りの魅力をあらためて伝えたいと考えます。

そして、一緒にまた、安心して踊れる日を心待ちにしながら、精一杯の応援と、活動をしていく所存です。

湘南盆踊り研究会 サイト管理者 S.I

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