長良川鉄道の終点北濃駅から、阿弥陀ケ滝の方に向かって北上していくと、その途上に前谷白山神社があります。

夏の間、白鳥神社、野添貴船神社、前谷白山神社で行われる白鳥踊りの源流、拝殿での踊りを訪れるのは、長年の宿願でした。

阿弥陀ヶ滝で、夕食がわりの流しソーメンでお腹を満たし、夕暮れどきの神社に到着。奥美濃の涼やかな風が肌をなでます。まだ、ぼちぼちという感じの人の数。拝殿での盆踊りが始まります。

軽快なリズム、しっとりとした踊り、激しい跳躍、拝殿の中に出来た輪は、どんどん膨らみ、2重3重になり、ひしめきあうように踊りが続きます。下駄は、街路での白鳥踊りでも非常に心地よく響きますが、この拝殿では、全く役割が違います。笛はもちろん、太鼓さえもない、拝殿の踊りで、鳴り響くのは、皆の歌と下駄音だけ。そう、ここでは、下駄が唯一の楽器なのです。音頭取りもその場で、交替してとりあうという、原初の盆踊りはきっとこうだったのだろうと感じさせるものです。

歌念仏、山念仏などと念仏踊りが統合し、この拝殿踊りで一番古いといわれる「場所踊り」になったといわれています。

奥美濃の懐深く、拝殿踊りには今も夜遅くなるほど多くの人たちが踊りにやってきます。

開催情報
日程 8月中旬
場所 野添貴船神社
日程 8月中旬
場所 前谷白山神社
日程 8月中旬
アクセス
(公共交通)
(前谷白山神社)
電車 長良川鉄道北濃駅より、車で10分程度