素朴な庶民の芸能である盆踊りの中から、時に驚くほど美しく洗練されたものが生まれることがあります。「おわら風の盆」も、そうした踊りの一つです。目深な編笠の可憐な踊り子、独特の哀調を帯びたおわら節に胡弓。その魅力に惹かれて、毎年多くの人が越中八尾のまちを訪れます。
華やかな舞台の背景で私たちが垣間見たのは、まちの人々の飾らない表情でした。気持ちの高揚を抑えきれず、道端で突然踊りはじめる踊り子の若者たち。玄関先に置かれた縁台や草花に見られる、懐かしくもさりげない心遣い-。たくさんの来訪者を受け入れながらも、自分らしさを失うことのない“しなやかさ”が、八尾のまちにはありました。それはまた、あの優美な踊りの“しなやかさ”に受け継がれているのかもしれません。
華やかな舞台の背景で私たちが垣間見たのは、まちの人々の飾らない表情でした。気持ちの高揚を抑えきれず、道端で突然踊りはじめる踊り子の若者たち。玄関先に置かれた縁台や草花に見られる、懐かしくもさりげない心遣い-。たくさんの来訪者を受け入れながらも、自分らしさを失うことのない“しなやかさ”が、八尾のまちにはありました。それはまた、あの優美な踊りの“しなやかさ”に受け継がれているのかもしれません。
| 開催情報 | |
|---|---|
| 日程 | 9月1~3日 |
| 場所 |
富山県婦負郡八尾町 |
|
アクセス (公共交通) |
JR高山本線 富山駅-越中八尾 (25分) |
| 自動車 |
北陸自動車道 富山ICから20分程度 |
